ボトックスとは?

ボトックス(ボツリヌストキシン)とはボツリヌス菌が産生された神経毒素で、筋肉を動かす神経から放出される伝達物質のアセチルコリンをブロックする作用を持っているため、注入した箇所の筋肉の収縮を抑制し、表情じわなどの症状を改善します。 また、発汗を抑制する作用もあるため、多汗症の症状も改善します。 もともと、顔面神経麻痺などの治療に用られていた安全性の確立された治療方法ですが、同時に医師の技術と経験が求められます。 医師と十分に話し合った上で注入分量を決定し、筋肉の動きを見極めながら自然な表情に仕上がるように調整します。

 

表情じわの改善(顔、目尻、眉間など)

しかめた時に現れる眉間のしわや笑った時に現れる目尻のしわ、上目使いをして眉毛を上げた時にあらわれる額の横じわなど、表情筋によるしわを作らせないようにします。治療時間は、たった5~10分程度で終了します。 個人差はありますが、治療3日後くらいから徐々にしわが寄りにくくなり、7~10日後にはピタッとしわが寄らなくなり、4~6カ月程度の効果を持続します。 深いしわになる前の予防としても最適です。すでに細かいしわがある場合でも、ボトックスを注入することで、ハリが蘇ります。 さらに、しわの状態に適したヒアルロン酸注入との併用で、さらに若々しい印象を取り戻すことが可能です。